業界標準化団体Align Biopharmaの加盟企業が23社に拡大
2017年7月26日
Align Biopharma
ライフサイエンス業界の技術標準化を推進する団体 Align BiopharmaTMは、新規加盟企業としてバイオファーマ企業、テクノロジーおよびサービスプロバイダー企業の大手14社を発表しました。Align Biopharmaはオープンな技術標準を策定・実施し、団体設立から半年で業界における影響力を急速に拡大しています。本団体には現在23社が加盟し、医療従事者がライフサイエンス企業とのデジタルコミュニケーションを容易に行えるよう尽力しています。 (本リリースは、Align BiopharmaTMが発表した報道資料の抄訳です)
今回新たにAlign Biopharmaに加盟した、Shire社のヴァイスプレジデント兼コマーシャルIT部長、Ed Kloskowski氏は、次のように述べています。「技術標準の策定と実施によって、ステークホルダーが必要な場でいつでも情報を入手できるようになれば、業界全体が抱えている重大な問題を解決できるでしょう。当社は、十分なサービスを受けていない患者コミュニティのニーズに応えることに重点を置いています。Align Biopharmaによって加盟企業が連携・協力し、最終的に患者に役立つ形でデジタルエンゲージメントを調和させることは、患者コミュニティを支援する当社の理念と一致しています。」
現在Align Biopharmaには、ライフサイエンス企業に加え、テクノロジープロバイダーとしてAdobe社、Exostar社、Gigya社、Janrain社、Okta社、さらにサービスプロバイダーとしてAccenture社、Cognizant社、Deloitte社、Mavens社が加盟しています。これらトップ企業がAlign Biopharmaのオープンな技術標準の定義づけと再検討をし、幅広い業界への普及を図っています。
Align BiopharmaのHenry Levy会長は、次のように述べています。「Align Biopharmaは、業界全体から非常に大きな反響を得ています。医療従事者のデジタルエクスペリエンスを向上させる大きな機会であることは間違いありません。トップクラスのエキスパートを集めて、医療従事者が必要とする重要な治療情報の入手を簡便化する技術標準を策定しています。」
Align Biopharmaが最初に策定した標準はアイデンティティ管理です。2017年夏からの実施を予定している同標準は、医療従事者にシングルサインオンサービスを提供するソリューションの技術要件を定めています。Align Biopharmaはさらに、医療従事者の各ライフサイエンス企業とのコミュニケーション手段の選択と特定に一貫性をもたせることができる、承認とプリファレンス管理の標準策定を開始しました。Align Biopharmaは、今年後半に承認とプリファレンス管理標準を公開し、広く意見を求めることにしています。
新規Align Biopharma加盟企業からのコメント：
Accenture Life Sciences North America社シニアマネージングディレクター、Kevin Julian氏： Accenture社が、医療業界全体に利益をもたらし、そして患者が必要とする治療法をより早く提供できるようになる技術標準を策定するAlign Biopharmaの一員になれたことを嬉しく思います。
Adobe社ヘルスケア産業戦略・マーケティング部長、Thomas Swanson氏： Adobe社はAlign Biopharmaに加盟したことを嬉しく思います。オープンな技術標準の策定によって、信頼できる業界標準が提供され、デジタル技術が医療体験の変革を可能にするでしょう。
Cognizant社シニアヴァイスプレジデント兼ライフサイエンス市場グローバルヘッド、Bhaskar Sambasivan氏： ライフサイエンス企業はデジタルトランスフォーメーションを重視しており、システムやプラットフォーム全体で効率的な情報共有を可能にする技術標準は重要です。Align Biopharmaの一員として、ライフサイエンス企業と医療従事者とのコミュニケーションを容易にし、患者治療の向上に役立てるための、業界のこうした重要な取り組みに貢献できることを楽しみにしています。
Deloitte Consulting LLP社プリンシパル兼デジタルライフサイエンスリーダー、David Rosner氏： 米国の医療制度は複雑ですが、Align Biopharmaが新標準を策定・実施することにより、医療従事者向けデジタル機能を向上させることができます。こうした新標準は医療の提供側だけでなく、診療記録への迅速なアクセス提供により、医師が患者治療により多くの時間をかけられるようになるため、患者側にもメリットがあります。
Gigya社チーフストラテジーオフィサー、Eyal Magen氏： Align Biopharmaの標準は、医療提供者や製薬企業だけでなく患者の方々にもメリットがあります。患者は明確で統一したプロセスによって自身の医療データの使用に同意し、同時にプライバシーや個人情報を保護することができます。Gigya社はこの重要な取り組みに大いに貢献したいと考えています。
Janrain社CEO、Jim Kaskade氏： Align Biopharmaに対する当社の期待感は、他社と協力してイノベーションを起こし、そのイノベーションを幅広い業界と共有したいと考える当社の理念に根差しています。Align Biopharmaの一員として、業界をリードする他社と協力し、当社の知識と経験を役立てたいと考えています。当社は、医療従事者のエクスペリエンス向上だけでなく、患者の方々やクライアント企業のエクスペリエンス向上にも取り組んでいます。
Mavens社CEO、Prasad Kanumury氏： Align Biopharmaの技術標準は、人と治療を結びつけ、ヘルスケア業界の地位を世界的に高めるソフトウェアソリューションの構築と、クラス最高のクラウド技術を融合させるというMavens社の使命と密接に連携した目標を具現化しています。Align Biopharmaの一員として、医療従事者の業務を簡素化して患者に注力する時間を増やすこの重要な取り組みに参加できることを嬉しく思っています。
Okta社事業開発ヴァイスプレジデント、Chuck Fontana氏： 医療従事者のアイデンティティ管理標準により、医療従事者が覚えておかなければならないアカウントやパスワードの数を減らし、貴重な時間をパスワードのリセットではなく患者に使うことができるようになるでしょう。Align Biopharmaの一員として、医療従事者がセキュリティやユーザーエクスペリエンスを犠牲にすることなくテクノロジーを導入できるよう、引き続き貢献できることを楽しみにしています。
【Align Biopharmaについて】
Align Biopharmaは、大手グローバル製薬企業とVeeva Systemsが設立した業界標準化を推進する団体です。業界をリードする製薬企業、技術提供企業、サービス提供企業20社以上で構成され、医療従事者とライフサイエンス業界との連携の迅速化・簡便化を目的としています。詳細はhttp://www.alignbiopharma.org/をご覧ください。
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